ブログ始めました。

こんにちは、登山ガイドの杉本です。

以前より始めよう始めようと思っていたブログをこの度ようやく重い腰を上げて始めることにしました。

今後自分の山行、ガイドのお仕事、その他感じたこと、考えていることなどをアップしていければと思います。三日坊主にならないよう頑張りたいと思います笑

さて早速ですが、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先月末の7/28に右足首近くの腓骨という骨を折ってしまいました。ちょうど約一ヵ月前ですね。

いきなり初回から怪我の話になってしまい、恐縮ですが、病院の担当医やリハビリの先生を始め多くの方の協力があり、どうにか先週末の8/24-25にかけて甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根にある七丈小屋に小屋番として上がることが出来、どうにか山復帰を果たすことが出来ました。

小屋に上がる日の朝に姿を見せてくれ、力強く迎えてくれた甲斐駒ヶ岳。

ただ、周りの方からは回復が早いなどと言われることがありますが、自分の中では全くそんなこと思っておらず、この一ヵ月間は本当に長くて辛い期間でした。

よく「怪我をしたことには意味がある」「将来、今回怪我したことを良かったと思える日がくる」などと言った言葉を頂きますし、自分もそう信じてますが、今の状況ではまだまだ簡単にそう思うことは出来ません。

しかし、今回の怪我で普段の日常では得られない気付きをたくさん得たのも事実です。

骨折してからの自力下山中に他の登山者の方から声をかけて頂いた時に感じた「人の温かさ」、普段はコースタイムよりも大分いいペースで歩ける何でもない普通の登山道を一歩一歩激痛に耐えてよろめきながら歩いた時に感じた「一歩一歩自分の足で前に進むことの出来る尊さ」、手術後麻酔の影響で起き上がることもままならなかった時に病室から空を見た時に感じた「健康でかつ日の光を浴びることの出来る喜び」、先日小屋番として小屋に上がった際に感じた「山に行けることの有り難み」や「沈んでいた気分を一気に上げてくれた山のパワーや素晴らしさ」などです。

今後本格的にガイドへの復帰を目指して行きますが、今回得た気付きを決して忘れないようにしていきたいです。

入院していた韮崎市立病院の5階から眺めた富士山。思わずいろいろな感情が込み上げた。

また、これはガイドとしてというよりも人としてですが、人の強さというのは、速く山を登れることでも、速く走れることでも、高難度のルートを登れることでもなく、「自分が辛く沈んでしまったとき、困難にブチ当たったときにそれを乗り越えていける強さ」こそが人の強さなのだと痛感しました。

決して自分一人で乗り越えなきゃいけないわけではなく、周りの方に支えられながらでも良いのでしっかりと辛いことや困難を乗り越えていけば良いのです。

昇仙峡エリアでのリハビリ登山中に眺めた、幻想的な南アルプス。遠方から来てくれた山仲間に励まされながら登った。
リハビリ登山中に拝んだ夕暮れ時の茅ヶ岳。こんな風景をすぐに見られる韮崎は本当に素晴らしい。

そう考えると僕はまだまだ強くないし、今回はこれでもかと言うほど自分の脆さ弱さを突きつけられることになりました。もちろん今でも現実や自分と向き合うことが怖くなるときがあります。

今後も復帰して山に入って行く中で今回のように辛い困難はいくらでも立ちはだかると思います。そんな時に胸を張って向き合い、苦労しながらでも乗り越えていける自分でありたいと思います。

必ずや乗り越えてまた山にガイドに復帰していきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根への登山口である竹宇神社までの最後のハイライトである「べるが通り」。
乗り越えていく限り何度もここに戻ってこれると信じてます。

最後に今回の怪我に際して、支えて頂いた方、いろいろとアドバイスを頂いた方、個別にメッセージを頂いた方、本当に本当に有難うございました。当然のことかもしれませんが、自分一人じゃ生きていけないし、周りの方の支えがあってはじめて仕事が出来、山登りが出来、生きていけているのだと実感しました。

今度は誰かが辛いとき、大変な時に自分が支えてあげられる存在になりたいと思います。

まずはガイド復帰を目指してしっかりと調整、リハビリに励んでいきたいと思います!

初回からダラダラとしかも重い内容ですみません。この機会でせっかくの記念すべきブログ一回目なので思うがままに書かせて頂きました笑 最後まで読んで頂き有難うございました。

次は山やガイド業についてなど明るい話題を、なるべく簡潔に書けるようにします。笑

先日の小屋からの下山中。八ヶ岳をバックに。
引き続き宜しくお願い致します!